歯ならびが気になる
歯並びを治すための治療法について
歯並びをきれいにする方法は、矯正治療のように自分の歯を動かす方法に加えて、セラミックによる補綴(かぶせ物)治療やコンポジットレジン(樹脂)を用いたダイレクトボンディング、インプラント治療などの材料を用いる方法があります。もしくは、矯正治療とセラミックやインプラントなどの方法をあわせて行うということもよく行われます。
こちらでは主に矯正治療についてご説明したいと思います。日本人は欧米人に比べて、歯列矯正治療を行うことが少ないとも言われています。主に、見た目がきれいになったりビジネスシーンにおいても印象がよくなるために、世界では重要な要素として考えられています。例えば、日本と欧米での意識の違いもあります。日本では、「八重歯」という犬歯が目立つ歯並びですが、日本においてはチャーミングであるという印象を持たれることもありますが、欧米においてはドラキュラの象徴ともいわれており、治した方がよいと考えられることもあります。
「歯並びを治す」「矯正治療を行う」というと上記のような見た目のきれいさを治すというように考える方も多いと思います。実は、矯正治療を適切に行うことは歯を長持ちさせることにも役立ちます。
矯正治療が必要かどうかの判断はどうすればわかる?
矯正治療が必要かどうかを判断するには、お口の中を拝見させていただいて診査を行います。また、詳しく顎の機能を調べていくために、セファログラム(頭部エックス線規格写真)というエックス線写真を撮影させていただいたり、顎の模型を咬合器という機械に装着して頭の骨と歯並びの関係を診査・診断していきます。セファログラムというお写真を分析させていただくと、日本人の平均的な骨格と比較したご自身の骨の状態がわかり、現在のかみ合わせが骨格と調和がとれている状態なのかどうかなど多くの情報を得ることができます。
歯並びだけをきれいに並べても、顎の機能と調和がとれていないと、かみ合わせが合わなくて食事がしづらかったり、顎関節症に苦しむなど思わぬトラブルが起きてしまうこともあります。
矯正治療にワイヤー矯正やマウスピース矯正があるけど、結局どっちが良いの?
ワイヤー矯正の利点は、矯正治療が長くワイヤーで行われてきたことによる実績と歴史があります。また、歯を確実に動かすことに対して有利であると言えます。一方で、マウスピース矯正についてはワイヤー矯正に比較するとまだ歴史や実績が浅いです。しかしながら、マウスピース矯正についても、歯が問題なく動いて矯正治療が可能だということもわかってきており、適応症は拡大してきております。
ワイヤー矯正と違って、取り外すことができたり、透明なので目立たないというメリットがあるのでマウスピース矯正を要求される方も増えてきました。どちらかというと本格的な矯正よりも、前歯矯正など部分的な矯正にマウスピース矯正が用いられることが多いかもしれません。患者さんのお口の中の状況に応じてケースバイケースですので、詳しくはそれぞれの方のお口の中を拝見させていただく必要があります。LINEチャットでのご質問も可能で、医院にいらっしゃるのが難しい場合でもオンライン診療も行っておりますのでお気軽にお問い合わせください。
マウスピース矯正

マウスピース矯正は、従来の目立ってしまう矯正器具には抵抗があるという方でも気兼ねなくお使いいただけます。
ただし、マウスピース矯正で対応可能な歯並びなのかどうかの診断が必要になります。
気になる方はお気軽に一度ご相談にいらしてください。