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「抜歯しかない」と言われた歯、本当にもう残せない?歯科医師が本音で解説

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「抜歯しかない」と言われた歯、本当にもう残せない?歯科医師が本音で解説【新橋駅・内幸町駅】精密治療・予防重視の歯科|ヘルシーライフデンタルクリニック

他院で「この歯は抜くしかありません」と言われた経験はありませんか。実は、適切な診断と治療を行うことで、患者様が思っている以上に歯を残せるケースは少なくありません。今回は当院の院長が、マイクロスコープ(高倍率の顕微鏡)やCTを用いた精密診断、そして全身の健康状態まで考慮する「口腔内科」の視点から、抜歯の判断基準と歯を残すためのアプローチについて、動画で本音を解説しています。

歯科医が「抜歯」と診断する4つの理由

抜歯を勧められる理由は、実はいくつかのパターンに分けられます。それぞれについて、残せる可能性とあわせて解説します。

1. 虫歯の進行による神経の感染

歯の内部(根管)まで虫歯菌の感染が進むと、全身への影響が懸念されます。また根管治療は非常に高い精度が求められる処置であり、保険診療では時間や費用の制約から再発率が高くなりやすい(約60%という報告もあります)ため、抜歯してインプラントを勧められることが多いのが実情です。

残せる可能性:自由診療などで十分な治療時間を確保し、ラバーダム(ゴム製の防湿シート)で細菌の侵入を防ぎながら、MTAセメント(自然治癒を促す特殊な薬剤)を用いるなど精密な根管治療を行うことで、歯の周囲の骨が回復し、10〜20年単位で歯を残せる可能性があります。若いうちにインプラントにすると将来的なやり直しのリスクもあるため、精密根管治療でご自身の歯を長く保つことは非常に有効な選択肢です。

2. 歯周病の進行

歯を支える骨が溶けてしまい、歯がグラグラになることで抜歯を勧められるケースです。

残せる可能性:根管治療と併用することで残せる場合があります。また、糖尿病など全身疾患が未治療のままだと歯周病の治りが極端に悪くなりますが、内科と連携して全身疾患の治療にしっかり取り組むことで、歯周病が劇的に改善し、歯を残せるケースも非常に多く見られます。

3. 歯のヒビ(クラック)

過去に神経を取った歯に多く見られ、「ヒビが入ったらほぼ残せない」と言われてきました。

残せる可能性:マイクロスコープで確認し、ヒビが一部の亀裂にとどまっている場合は、レーザーで内部の細菌を除菌した上で、MTAセメントや強力な歯科用接着剤を用いて修復し、しっかり噛める状態まで回復できるケースが増えています。

4. 歯の折れ(破折)

歯の根の途中で折れており、被せ物をするための十分な歯質の長さが確保できない場合、保険診療では抜歯の対象となります。

残せる可能性:CTで折れている位置を正確に把握した上で、部分的な矯正治療(歯を引き上げる)、再植(歯を一度抜いて戻す処置)、レーザーによる歯肉の整形などを組み合わせることで、歯茎の上に被せ物ができる正常な土台を作り、歯として残せる余地があります。

本当に抜歯が必要なケースとは

どんな治療技術を用いても残すことが難しく、抜歯を推奨せざるを得ないケースも存在します。

  • 根の完全な破折:歯の根が縦に真っ二つに割れてしまっている状態
  • 極度の歯周病:歯の周りの骨が全周にわたって完全に溶けてなくなり、骨を再生させる空間すら残っていない状態
  • 著しい虫歯の進行:虫歯が進行しすぎて歯質が軟化し、使える歯質がほとんど残っていない状態
  • 噛み合わせの問題:被せ物を作るスペースがない、または歯ぎしり・食いしばりが強く歯を壊してしまう習慣がある場合。矯正治療などで根本的な力のコントロールを行わない限り歯を残すのは難しく、その治療に同意が得られない場合はさらに困難になります

抜歯と言われた方へのアドバイス

  • 具体的な理由を確認する:担当医に「なぜ抜歯なのか」を聞いてみてください(根が割れているのか、歯周病なのか、単にインプラントを勧めているだけなのか等)
  • CT撮影の有無を確認する:2次元のレントゲンだけでは判断が難しいため、CTで3次元的に確認することが重要です
  • セカンドオピニオンを活用する:マイクロスコープやCTなどの設備があり、歯の保存治療に長けた歯科医院に相談してみることをお勧めします
  • 全身状態の改善:全身の健康状態、食生活、口内の細菌バランスを整えることも、治療の成功率を大きく上げる要素になります

「抜歯しかない」と言われた歯でお悩みの方は、まずは当院にご相談ください。マイクロスコープやCTを用いた精密診断のもと、歯を残せる可能性を一緒に検討いたします。

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※本コラムで紹介した内容は、当院の院長が出演する解説動画をもとに作成しています。
※院長の著書『非常識な口腔予防学』(Amazonにて発売中)でも、歯の病気と全身の関わりや栄養・食生活について詳しく解説しています。

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