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口の中から見つかる、睡眠のサイン|いびき・起床時の口の渇き・歯のすり減りは歯科で気づけます

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口の中から見つかる、睡眠のサイン|いびき・起床時の口の渇き・歯のすり減りは歯科で気づけます【新橋駅・内幸町駅】精密治療・予防重視の歯科|ヘルシーライフデンタルクリニック

口の中に現れる睡眠のサイン(いびき・起床時の口の渇き・歯のすり減り)を歯科の定期検診で確認するイメージ画像|ヘルシーライフデンタルクリニック

「よく眠れていますか」——歯科の問診票にこの一文があることを、意外に思われるかもしれません。けれど当院では、初診の方が問診票の余白に「睡眠不足」と書き添えてくださることが、決して珍しくなくなってきました。

実は、お口の中には睡眠の質を示唆するサインが現れることがあります。この記事では、歯科医院で気づけるサインと、その先にある全身の健康との繋がりについてご説明します。

歯科の問診票に「睡眠不足」と書かれるとき

予防やクリーニングを目的に来院された方が、あわせて睡眠の悩みを書き添えてくださることがあります。「歯のことを聞かれているのに、なぜ睡眠を書いたのだろう」とご自身でも思われるかもしれません。

けれど、お口の健康と眠りが地続きであることに、患者さんご自身が気づき始めているのかもしれない——私はそう受け取っています。まずはその感覚を大切にしたいと考えています。

お口の中に現れる、3つのサイン

診療の中で、睡眠中の状態を示唆するサインに気づくことがあります。代表的なものを3つ挙げます。

1. 舌のスペース
舌が横に広がり、下の奥歯の内側に歯ブラシが届きにくくなっていることがあります。ご自身では「昔から磨きにくい場所」と思われていることが多いのですが、舌が置かれている位置や大きさの問題として見ると、別の見え方をしてきます。

2. 歯のすり減り
就寝中の食いしばりや歯ぎしりの痕跡が、歯の噛む面や歯ぐきの際に残ることがあります。ご本人に自覚がないことがほとんどで、指摘されて初めて気づかれる方が多い項目です。

3. 起床時の口の渇き
朝起きたときに口の中がカラカラに乾いている、喉が痛い、といった状態は、夜間の口呼吸を示唆する場合があります。

いずれも、単独では何かを診断するものではありません。ただ、複数が重なるときには、睡眠中の呼吸について一度考えてみる糸口になります。

睡眠時無呼吸症候群と歯科の関わり

現時点のエビデンスでは、睡眠中の呼吸障害は循環器や代謝の負担と関連する可能性が示唆されています。日中の強い眠気や集中力の低下だけでなく、体への負荷という観点からも注目されている領域です。

ここで大切にしたいのは、歯科が担えるのは診断ではない、ということです。睡眠時無呼吸症候群の診断は、検査を経て医科で行われます。歯科の役割は「気づいて、適切な医科の窓口へおつなぎする」ことにあります。

それでも、歯科には歯科なりの立ち位置があります。年に数回、明るい光の下で口の中をじっくり拝見できる立場だからこそ、気づけることがある。定期検診が、その入口になることは少なくありません。

口の渇きは、むし歯や歯周病のリスクとも地続きです

夜間の口呼吸によって口の中が乾いた状態が続くと、唾液の働きが十分に発揮されにくくなります。唾液には、細菌を洗い流す作用、酸を中和する作用、初期の脱灰から歯を修復する作用などがあり、いわばお口の中の防御システムです。

そのため、乾燥した状態が長く続く方では、同じように歯を磨いていてもむし歯ができやすくなったり、歯ぐきに炎症が起こりやすくなったりすることがあります。「ちゃんと磨いているのに、なぜか毎回むし歯が見つかる」という方の背景に、夜間の口呼吸が隠れていることがあります。

そして歯周病の慢性的な炎症は、糖尿病や動脈硬化性疾患との関連が多く報告されてきた領域でもあります。睡眠の問題、口腔乾燥、歯周病、全身の状態——これらは別々の話ではなく、つながった線の上にあると考えるほうが自然です。

気になったときに、できること

まずはご自身の自覚症状を整理してみてください。朝起きたときの口の渇き、日中の眠気、目覚めたときのすっきり感、噛みしめの自覚——思い当たるものがあれば、書き出しておくだけで十分です。

もうひとつ、ぜひ確認していただきたいことがあります。ご家族やパートナーから、いびきや呼吸の止まりを指摘されたことがあるかどうかです。睡眠中のご自身の様子は、ご本人の記憶よりも、隣で眠っている方の証言のほうが確かな情報になります。

歯科での口腔内診査とあわせて、必要に応じて医科との連携をご案内します。ご自身で受診先を探す前に、まずは一度ご相談いただければと思います。

まとめ

お口は、全身の状態が現れる場所のひとつです。睡眠は内科や耳鼻科の領域と思われがちですが、歯科の定期検診がきっかけで気づけることもあります。

気になるサインがあれば、次回のクリーニングのときにお声かけください。一緒に考えていきましょう。

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監修:手塚充樹(ヘルシーライフデンタルクリニック 院長・歯科医師/博士(歯学))

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